毎日食べるお米だからこそ、少し立ち止まって考えてみませんか。「分づき米」という選択が、健康と食べやすさを両立させてくれるかもしれません。
精米とは?
お米は収穫後、もみがらを取り除いた「玄米」の状態になります。「精米」とは、この玄米から表面の糠(ぬか)層や胚芽を削り取る加工のことを指します。削る量によって、残る栄養素や食感、炊き上がりの風味が大きく変わります。

お米は大きく分けると以下のような構造になっています。
- 籾殻(もみがら)
- ぬか層
- 胚芽
- 胚乳(はいにゅう)
スーパーで売っている一般的な「白米」は、糠と胚芽をほぼ完全に取り除いたもの。つまり精米度が高い状態です。一方、何も削っていない状態が「玄米」です。その中間に位置するのが「分づき米」です。
白米・分づき米・玄米の違い

玄米
糠・胚芽がすべて残った状態。栄養豊富だが硬く、消化に時間がかかる
分づき米
糠層を部分的に残した中間のお米。栄養と食べやすさのバランスが取れる
白米(精白米)
糠・胚芽をほぼ完全に除去。食べやすく消化しやすいが、栄養素の多くが削られる
白米は精製されているため食べやすい反面、ビタミンB1・食物繊維・ミネラルの大部分が失われます。玄米はそれらを豊富に含みますが、独特の食感や消化のしづらさから、毎日続けることを難しく感じる方も少なくありません。
分づき米の種類

分づき米は「何割削ったか」によって呼び名が変わります。数字が小さいほど玄米に近く、大きいほど白米に近い仕上がりです。
3分づき
糠をわずかに削った状態。ほぼ玄米に近く、ぷちぷちとした食感が残る。栄養価が最も高い
5分づき
中間の削り具合。栄養と食べやすさのバランスが最も取れているとされる、定番の選択肢
7分づき
白米に近い仕上がり。ほんのり糠の風味が残る程度で、初めての方でも食べやすい
胚芽米
胚芽だけを残して精白したもの。白米に近い食感でビタミンEやB1を補いたい方に向く
お米屋さんや精米機のある店舗では、お好みの分づきで精米してもらえます。最近はスーパーの精米コーナーでも設定できる場合があるので、ぜひ試してみてください。
分づき米と玄米食の違い
分づき米のメリット
- 白米に近い炊き方でOK
- 家族全員が食べやすい
- 消化への負担が少ない
- 段階的に移行しやすい
- お弁当にも使いやすい
玄米食のメリット
- 栄養価が最も高い
- 血糖値の上昇が緩やか
- 満腹感が持続しやすい
- 食物繊維が豊富
- 腸活に適している
玄米は栄養面では理想的ですが、浸水時間が必要だったり、胃腸が弱い方・小さなお子さんには負担になることも。分づき米は「玄米の栄養と白米の食べやすさ」を両立できる、いわば「日常使いの健康食」といえます。また、玄米に含まれるフィチン酸が気になる方にも、分づき米なら安心して続けられます。
分づき米がおすすめの方
はじめての方には「7分づき」からのスタートがおすすめです。慣れてきたら「5分づき」へとシフトしていくと、無理なく続けられます。
まとめ
毎日食べるお米だからこそ、少しの工夫が積み重なって大きな差になります。「今日から分づき米に変えてみよう」という小さな一歩が、家族の健康習慣を変えるきっかけになるかもしれません。まずはお近くのお米屋さんで、5分づきを試してみてはいかがでしょうか。
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